タイトルが見えて中身が読めない!
秘密を守る頼れるアイテム
カモフラージュホルダー
interview
製品づくりの裏側
プラス株式会社ステーショナリーカンパニー
製品戦略本部 製品戦略1部 第1企画グループ
課長
今井 哲也
滝沢 奏子
この独特の柄のホルダー、「見たことがある」という方もいらっしゃるかもしれません。
周囲には見られたくない資料や機密文書を判読しにくくする「カモフラージュホルダー」です。
2007年の発売以来、オフィスはもちろん、学校や病院、さらには災害現場でも使用され、活躍の場を広げています。
今回は、その魅力とロングセラーの秘訣をご紹介します。
開発のきっかけは2003年の個人情報保護法の成立。
―― カモフラージュホルダーの開発の経緯をお聞かせください。
滝沢:きっかけとなったのは、個人情報保護法です。 当時の開発メンバーが、個人情報を保護でき、一般家庭でもビジネスでも気軽に使えるアイテムはないかと色々と検討して辿り着いたのがクリアホルダーでした。 同じセキュリティー関連のホルダーではブラインドホルダーが先に発売されているのですが、こちらは紙の封筒のように全く中身が見えないタイプです。 本体左下に小さなホールが開いているので書類が入っているのは分かるのですが、よりクリアホルダーの利点である透明性を生かそうと、カモフラージュホルダーが生まれました。
―― 個人情報を守るという点では「ローラーケシポン」もアルファベット柄で同じ発想ですね。
滝沢:はい。 当時カモフラージュホルダーと同時並行で開発が進められていましたので、柄も最初はケシポンと同じにしていました。 ところが、ケシポンの柄の隠ぺい性があまりにも高く、書類が入っているという事は分かるんですが、逆に見えづらくなってしまいました。 クリアホルダーの透明性が生かせなかったんです。
今井:目的がちょっと違ったんですね。 ケシポンは見えないように隠すのが目的ですが、カモフラージュホルダーは大きな文字は見えるように、小さな文字は見えないようにという配慮で図柄が決まりました。 そこで別の柄にしようと色々検討した結果、この柄に落ち着きました。
販促方法にひと苦労。駅に広告も出していた。
―― 当時競合商品はなかったのでしょうか?また、どのような販促活動をされたのでしょうか。
滝沢:セキュリティー関連のクリアホルダーという面では先駆けだったと思います。 当時としては珍しい製品でしたので、お客様への告知は悩んだ部分です。チラシに使用シーンを入れたり、文字の見え方を説明したり。 過去の資料を見ると、駅に広告出稿するなどの力の入れようでした。また、販売店様にはもちろん、量販店での店頭POPやポスター、チラシ配布も行っていました。 もう、出来ることは全部やっているという感じですね。
今井:2003年から開発をはじめ、発売にこぎつけるまで約4年かかりました。 発売当初は一般ユーザー向けでしたが、現在は学校などでのご利用も増えてきました。教育現場では紙の使用も多く、機密情報も多岐にわたります。 そこで全国の学校職員の方が集まる場にお伺いして、カモフラージュホルダーを展示させていただくなど、活動を続けています。また現場で働く人たちの声を吸い上げ、商品開発のヒントにしています。
常にお客様目線の製品を、お客様とともに作りたい。
今井:カラーバリエーションですね。6色展開しており、用途によって色分けできる点です。
他にも、ハード仕切り付やポケットタイプ、クリップ付ボードホルダーなど機能が違うタイプもあります。クリップ付は医療施設でカルテや問診票を挟むのに使われていますね。
アイテム数においては他社より豊富だと自負しています。カモフラージュホルダーは、非常時にも役立つように設計された製品としてフェーズフリー※も取得しています。
※フェーズフリー:日常時に使う商品・サービスを非常時にも活用できるようにする考え方
滝沢:プラス社員皆そうだと思うのですが、常にお客様起点で商品開発している事です。お客様と一緒にものづくりをしたいという気持ちが強いです。 製品を使用している時に気づいた点や、こういうのがあったら良いな、など何かアイデアがあればぜひお話ししたいと思っています。
今井:ユーザー問わず豊富にアイテム数をそろえていますので、医療や介護施設、ガバメントに対しても、もっと認知拡大を図っていきたいと思っています。 そして、お客様の生の声をお聞きし、より良い製品づくりに注力します。
先どり!新商品情報
2026年1月にカモフラージュホルダーに新たな機能を付けた、
新商品を販売します。どうぞお楽しみに!