

【第1回】
クレヨンとパスって何が違うの?
更新日:2023.4.14

クレヨンとパスは似て非なるものです。
教科書でも題材ごとにクレヨンやパスを使い分けるよう記載されています。

クレヨンとパスはともに同じ原材料からできています。
色のもととなる「顔料」、棒状に形づくる「ワックス(ろう)」、色を定着させる
「オイル(油)」からなっています。


クレヨンの配合
クレヨンは 「ワックス(ろう)」が
「オイル(油)」よりも多めに含まれているので、
パスよりも”ややかため”のタッチになります。
そのため、線描きが得意な描画材です(もちろん、面塗りもできます)。
線描きをしやすいように、先の形がえんぴつ型をしています。
また、クレヨンは紙だけでなくビニールにも書くことができます。


パスの配合
パスは「オイル(油)」が 「ワックス(ろう)」よりも多めに含まれているので、
クレヨンよりも”やわらかめ”のタッチになります。
そのため、面塗りが得意な描画材です(もちろん、線描きもできます)。
面塗りをしやすいように、先の形が円柱型をしています。
描画材の特⾧を理解し、表したい表現や題材に応じてクレヨンやパスを使い分けると、より生きた表現になります。
次回は「ポリチューブ容器のひみつ」についてご紹介します!
お楽しみに!
協力 ぺんてる株式会社