図工ヒント
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【第3回】
染料と顔料ってどう違うの?

更新日:2023.5.18

絵具やペンで表される色のもとには染料顔料があります。
なんとなく聞いたことがある方も多いとは思いますが違いってご存じですか??
実は両者の最も大きな違いはその粒子が溶剤(液体)に溶けているかどうかです。
溶剤に溶けていれば染料、溶けていなければ顔料になります。

もう少し詳しく説明しますね!

染料とは・・・
水に塩を混ぜたように粒子が溶けて「透明な(または透き通っている)」状態

<特徴>
粒子が小さいため「透明感のある鮮やかな発色」
取り扱いが簡単で色鮮やかだが、光に弱く退色しやすい

 
染料=

顔料とは・・・
水に砂や片栗粉を混ぜたように粒子は溶けておらず「粒が水中に散らばっている」状態

<特徴>
粒子が大きくまた不溶性であるため「下地を覆い隠すことができ、色あせしにくい」
取り扱いが難しいが、退色が少ない

 
顔料=

ここで問題です!
小学校で使う水彩えのぐ、クレヨン、サインペン、ペイントマーカーは
どちらの着色剤を使用しているでしょうか!
正解は・・・・

染料:サインペン

 
サインペン=

顔料:水彩えのぐ、クレヨン・ペイントマーカー

   
顔料=

これからの記事にも染料、顔料は登場するので是非違いを思い出してみてくださいね!

次回は「ゆびえのぐ遊びはどろんこ遊びの延長?」についてご紹介します!
お楽しみに!

協力 ぺんてる株式会社

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